漂着ごみから海を守る小中学生

海ごみ

漂着ごみから海を守る小中学生

秋田県の宮沢海岸。ゴミで一杯になった袋が70以上積み上げられた。
この大量のゴミ、2時間に満たないうちに集まった。

海岸のゴミは、漂着ゴミと呼ばれ、プラスチック類やお菓子の袋など、私達の日頃の生活で使っているモノがほとんど。
ポイ捨てされたゴミ、カラスなどが散らかしたゴミが川を流れ、海に辿りついたものだ。

そんな中、宮沢海岸では、漂着ゴミから海を守ろうと地元の子ども達が奮闘している。

男鹿市立美里小学校の全校児童99人は、海開きを前に毎年行っている清掃活動を行った。
懸命にゴミを拾っては袋に詰め、大きなゴミは協力して運び出し、海岸はすっかり元の美しさを取り戻した。
活動を終えた児童は「こんなにたくさん(ゴミが)あるとは思いませんでした」と、前年と変わらない大量のゴミに驚いた様子。

宮沢海岸で海の家を営む佐藤カツ子さんは、「1年生から6年生まで、本当に小っちゃい子なのに、その力はスゴイなと思います。
本当にキレイな砂浜になって感謝してます」と、海開きを前にした児童の懸命な活動に感激していた。

秋田県の海岸では、平成12年から海岸の漂着ゴミの清掃を地元の小中学生と協力して行っている。
ゴミ清掃と合わせて調査を行っている海上保安部では、
「普段のゴミ拾いというものとは違い、海べりの海洋環境という部分で、
色々なゴミがあるということを、しっかりと知ってもらうというのが大きなところ」と、清掃活動の意義を語っている。

素材提供:日本財団「海と日本プロジェクトin秋田県」
協力:秋田テレビ株式会社

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