海ごみ

コロナ禍でも高校生が熱闘!~ごみ拾いの高校生チャンピオンが決定!スポGOMI甲子園~

「海と日本プロジェクト スポGOMI甲子園2020」の決勝が、東京・墨田区にて11月22日に開催されました。スポGOMIとは、ごみ拾いにスポーツのエッセンスを加えた日本発祥の競技で、スポGOMI甲子園は、高校生による全国大会。この日は、地区大会を勝ち抜いた23チームが出場。新型コロナウイルスの影響から12組が東京に集結、11組はオンラインでの出場となりました。

「チェンジ・フォー・ザ・ブルー!」の掛け声とともに、高校生のごみ拾いチャンピオンを決める戦いがスタート。スポGOMIは、3人1組のチームで、制限時間内にごみを拾い、その量と質でポイントを競うものです。そのため、体力だけではなく、知力も必要になります。岐阜県代表・ボーイスカウト岐阜第8団ベンチャー隊は「たばことペットボトルのポイントが高いので、小さな道に落ちているたばこをいっぱい拾う」という作戦を練り、大会に臨んでいました。

そして、1時間の激闘を終え、東京会場で優勝したチームは、埼玉県代表の掃除部Cチーム。このチームは、15kgものごみを拾いました。「競技が始まる前に、朝早くからごみの場所を探すことに専念して、始まったら誰よりも早くそこに行けるように準備をした」というのが勝因だと言います。また、「通学の時でも、そこら中にごみが落ちているので、自分たちが拾っていきたいと思う」と、今後もごみ拾いを続けていきたいと話しています。また、リモート会場で優勝したのは、兵庫県代表の「豊岡総合高校インターアクトクラブ チームOIK」です。なんと約50kgものゴミを回収しました。さらに、表彰されたのは、入賞チームだけではありません。今回の大会から「オリジナルアイテム」の制度が導入され、岐阜県代表・ボーイスカウト岐阜第8団ベンチャー隊が、オリジナルアイテム賞を受賞しました。このチームは、なんと電卓とラジオを使って金属探知機を作成したのです。その他にも、女子高生3人の石川県代表・ホヌピキマムは、持ち運びしやすいように、パイプを使って組み立て式のごみ箱用台車をつくるなど、各チームは、自作したオリジナルアイテムを駆使して、効率的にごみ拾いを行いました。日本スポGOMI連盟の代表・馬見塚健一さんは「今回159のアイテムが全国で生まれた。来年の大会では、優秀な機能のものは商品化に向けて動こうと考えている」と、次なる展開に意欲を燃やしていました。

リモートも活用し、コロナ禍でも大盛況のうちに幕を閉じたスポGOMI甲子園について、日本財団 海洋事業部 海洋チームリーダーの宇田川貴康さんは「今年はコロナ禍で色んな大会やイベントが中止になっている。そんな中でも、今日のリモートも利用した選手の戦いは、スポーツ大会のひとつのモデルとなればと思う」と話しています。また、馬見塚さんは「高校の先生からは、体育祭がなくなったり、修学旅行が延期になったりなどしているため、何かを生徒にさせたいという想いがあったと聞いている。そんな中、親御さんや学校関係者の協力もあり、大会が開催できたことがすごくうれしい。今年は全国25都道府県での開催だったが、来年はさらに増やしたいと考えている。高校3年間の内しか出られないスポGOMI甲子園なので、ぜひエントリーしてごみと向き合って欲しい」と語っています。

ad_pc_1166

関連記事

  1. 海ごみ

    異業種が連携して海ごみ対策~包装材メーカーから文房具の企業まで協働する「ALLIANCE FOR T…

    レジ袋の有料化が始まり、海洋ごみへの関心が高まる中、日本財団が…

  2. 漂着ごみから海を守る小中学生

    海ごみ

    漂着ごみから海を守る小中学生

    秋田県の宮沢海岸。ゴミで一杯になった袋が70以上積み上げられた…

おすすめ記事

  1. 海の生態系を支えるアマモの復活

最近の記事

  1. 小学生がウミウシの再生能力を医療に活用することを提案!10代…
  2. たった二人で演じ分ける声優に小学生も感動!海ノ民話アニメ「赤…
  3. 徳島の子どもたちが海ごみ・食害魚問題に挑戦!半年間の学びを発…
  4. アジにメカブも入ったキムチ⁉ 高校生が卸売市場に活気を──横…
  5. 自動運航できるコンテナ船が世界初となる商用運航を開始──無人…
PAGE TOP