生態系

「生きた化石」カブトガニの危機

広島が誇る海の生物が、カブトガニ。
江田島は、広島県内でカブトガニの数少ない生息地の1つとなっている。

そんなカブトガニは、目の役割をする器官が5つ、脚は12本あり、カニの仲間というよりは、クモやサソリの仲間に近い。そして、この姿は、なんとおよそ2億年前から変わっていない。そのため、生きた化石とも呼ばれている。
       
そんな神秘的な生物であるカブトガニだが、今、その数が減り続けている。

その理由の1つが、失われつつある干潟。また、海水温の上昇など、海の環境変化。江田島市の『さとうみ科学館』。学芸職員の平山さんによると、「(カブトガニは)産卵を砂浜でするんです。そして、赤ちゃんは干潟に移動して成長していく。その砂浜と干潟が、護岸などで分断されたりしてしまうと生きていけない。また、干潟も埋め立てが進んだので、幼生も行きていけないという状況です」と話す。

カブトガニは卵1万個から成体まで残るのが、わずか1匹か2匹と言われている。

海を守ることで、2億年以上も先輩の生物と共生していくことができるのだ。

素材提供:日本財団「海と日本プロジェクトin広島」

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