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<h3>●「海洋大国」を目指す日本！海洋国際会議が東京で開催 </h3>
<p>都内で「<a href="https://events.economist.com/world-ocean-summit/" rel="noopener" target="_blank">ワールド・オーシャン・サミット</a>」が、2025年3月12日から13日にかけて開催されました。初日には、内閣総理大臣で総合海洋政策本部長も兼ねる石破茂首相も登壇し、「これから先わが国は、“島国”から“海洋大国”を目指していきたい」と述べたこのイベントは、海洋の持続可能な活用と保全をテーマにした世界最大級の海洋国際会議です。12回目にして初めて日本で行われた今回は、イギリスの有力メディアThe Economist Groupの「エコノミスト・インパクト」と、長年にわたり国内外で海の課題解決に取り組んできた「日本財団」が共催。日本財団の笹川陽平会長が「サミットにご参加の皆さんの叡知から学べることを心から楽しみにしています」と挨拶したように、各分野の専門家が世界中から集まり、海に関する最先端の議論が交わされた2日間となりました。 </p>
<h3>●海を愛する中学生が参加！海洋生物の新種に驚き！ </h3>
<p>その貴重な機会を逃すまいと真剣な眼差しで議論を聴いていたのは、海が大好きな2人の中学生です。石野立翔さんは、小学生の頃からサメの研究者として一部では知られた存在でした。自分でサメの骨格標本をつくったり、コンテストに応募して最優秀賞を受賞したりと、サメに関することなら日本一の小学生でした。中学生になった今も、加工品に残った鱗の形状からサメの特定種を識別する方法で特許を取得するなど、研究者として着実に前進中。そんな石野さんは、ワールド・オーシャン・サミットで企業や団体が出展するブースをまわっていると、サメに関する驚きの情報にも出会いました。未知の海洋生物を発見する世界最大のプロジェクト「日本財団-NEKTON オーシャンセンサス(Nippon Foundation-Nekton Ocean Census)」のブースで紹介してもらったのが、「タンザニアの近くで見つかった新種のサメ」です。東アフリカ沖200mの深海で見つかったそうで、「世界中の科学者で構成する分析チームが新種のサメと認定した」とスタッフが教えてくれました。これには石野さんも「このサメは知らなかった」と驚き、目を輝かせていました。 </p>
<h3>●トレーサビリティが切り拓く持続可能な水産業の未来 </h3>
<p>そんなサメ大好きの石野さんがずっと気にかけていたことは、「サメ食文化の未来について」です。フカヒレなどの高級食材からすり身を加工したはんぺんなどにも、サメの肉が使われています。しかし、近年、乱獲を防ぐために、サメの商業的な取引に強い規制がかかるようになりました。石野さんが考案した特許も、絶滅危惧種とそうではないサメを確実に見分ける方法を研究したものです。そうした中、水産業の持続可能性について議論するパネルディスカッションを聴いた石野さんは、シーフードレガシー代表の花岡和佳男さんが話した“トレーサビリティ”に興味津々の様子。トレーサビリティとは、漁獲・加工・販売された水産品などを流通の各段階で正確に記録・監視するシステムのこと。花岡さんは「私たちはトレーサビリティを導入する手助けをしているが、日本の水産セクターには小規模の事業者も多いことから、（完全な）トレーサビリティの確立は簡単なことではないと思う」と見解を述べていました。そこで、石野さんは、自分が研究した特許が役に立つのではと考え、ディスカッション終了後、花岡さんに質問をぶつけました。すると花岡さんは「混獲として扱われているサメの問題に切り込んで、その問題を（特許の方法で）解決することによって、マグロのサステナビリティを追求していくというアプローチなら受け入れられやすいと思う。一方で、日本の漁業は小・中規模の企業が多いので、彼らがいかにグループになって問題解決に向かっていけるか、次の世代にも漁業を残していけるようなプラットフォームをつくれるかが大事になる。その上で、やはり（石野さんのような）ネクストジェネレーションが、こういう世界を実現したいとか、こういう技術を使いたいんだといったことが出てくることが、水産業界の未来にとっての希望だなと今日（石野さんと）話をして改めて思った」と熱を持って応えてくれました。こうした海洋問題の最前線に触れ、石野さんは海への関心をより一層深めた様子です。「トレーサビリティについて知ることができて、本当に勉強になりました。トレーサビリティの無害証明『このサメは獲っても大丈夫』という検査に、僕の研究を使って欲しいなと思っています」。 </p>
<p>そして、同じサミット会場にいたもうひとりの中学生は、持ち前の語学力を活かして専門家たちにするどい質問を投げていました。 </p>
<p>（<a href="https://social-innovation-news.jp/?p=1879" rel="noopener">後編に続く</a>）</p>
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<h3>●「海洋大国」を目指す日本！海洋国際会議が東京で開催 </h3>
<p>都内で「<a href="https://events.economist.com/world-ocean-summit/" rel="noopener" target="_blank">ワールド・オーシャン・サミット</a>」が、2025年3月12日から13日にかけて開催されました。初日には、内閣総理大臣で総合海洋政策本部長も兼ねる石破茂首相も登壇し、「これから先わが国は、“島国”から“海洋大国”を目指していきたい」と述べたこのイベントは、海洋の持続可能な活用と保全をテーマにした世界最大級の海洋国際会議です。12回目にして初めて日本で行われた今回は、イギリスの有力メディアThe Economist Groupの「エコノミスト・インパクト」と、長年にわたり国内外で海の課題解決に取り組んできた「日本財団」が共催。日本財団の笹川陽平会長が「サミットにご参加の皆さんの叡知から学べることを心から楽しみにしています」と挨拶したように、各分野の専門家が世界中から集まり、海に関する最先端の議論が交わされた2日間となりました。 </p>
<h3>●海を愛する中学生が参加！海洋生物の新種に驚き！ </h3>
<p>その貴重な機会を逃すまいと真剣な眼差しで議論を聴いていたのは、海が大好きな2人の中学生です。石野立翔さんは、小学生の頃からサメの研究者として一部では知られた存在でした。自分でサメの骨格標本をつくったり、コンテストに応募して最優秀賞を受賞したりと、サメに関することなら日本一の小学生でした。中学生になった今も、加工品に残った鱗の形状からサメの特定種を識別する方法で特許を取得するなど、研究者として着実に前進中。そんな石野さんは、ワールド・オーシャン・サミットで企業や団体が出展するブースをまわっていると、サメに関する驚きの情報にも出会いました。未知の海洋生物を発見する世界最大のプロジェクト「日本財団-NEKTON オーシャンセンサス(Nippon Foundation-Nekton Ocean Census)」のブースで紹介してもらったのが、「タンザニアの近くで見つかった新種のサメ」です。東アフリカ沖200mの深海で見つかったそうで、「世界中の科学者で構成する分析チームが新種のサメと認定した」とスタッフが教えてくれました。これには石野さんも「このサメは知らなかった」と驚き、目を輝かせていました。 </p>
<h3>●トレーサビリティが切り拓く持続可能な水産業の未来 </h3>
<p>そんなサメ大好きの石野さんがずっと気にかけていたことは、「サメ食文化の未来について」です。フカヒレなどの高級食材からすり身を加工したはんぺんなどにも、サメの肉が使われています。しかし、近年、乱獲を防ぐために、サメの商業的な取引に強い規制がかかるようになりました。石野さんが考案した特許も、絶滅危惧種とそうではないサメを確実に見分ける方法を研究したものです。そうした中、水産業の持続可能性について議論するパネルディスカッションを聴いた石野さんは、シーフードレガシー代表の花岡和佳男さんが話した“トレーサビリティ”に興味津々の様子。トレーサビリティとは、漁獲・加工・販売された水産品などを流通の各段階で正確に記録・監視するシステムのこと。花岡さんは「私たちはトレーサビリティを導入する手助けをしているが、日本の水産セクターには小規模の事業者も多いことから、（完全な）トレーサビリティの確立は簡単なことではないと思う」と見解を述べていました。そこで、石野さんは、自分が研究した特許が役に立つのではと考え、ディスカッション終了後、花岡さんに質問をぶつけました。すると花岡さんは「混獲として扱われているサメの問題に切り込んで、その問題を（特許の方法で）解決することによって、マグロのサステナビリティを追求していくというアプローチなら受け入れられやすいと思う。一方で、日本の漁業は小・中規模の企業が多いので、彼らがいかにグループになって問題解決に向かっていけるか、次の世代にも漁業を残していけるようなプラットフォームをつくれるかが大事になる。その上で、やはり（石野さんのような）ネクストジェネレーションが、こういう世界を実現したいとか、こういう技術を使いたいんだといったことが出てくることが、水産業界の未来にとっての希望だなと今日（石野さんと）話をして改めて思った」と熱を持って応えてくれました。こうした海洋問題の最前線に触れ、石野さんは海への関心をより一層深めた様子です。「トレーサビリティについて知ることができて、本当に勉強になりました。トレーサビリティの無害証明『このサメは獲っても大丈夫』という検査に、僕の研究を使って欲しいなと思っています」。 </p>
<p>そして、同じサミット会場にいたもうひとりの中学生は、持ち前の語学力を活かして専門家たちにするどい質問を投げていました。 </p>
<p>（<a href="https://social-innovation-news.jp/?p=1879" rel="noopener">後編に続く</a>）</p>
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