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<p>神奈川県・鎌倉の由比ガ浜海岸で、体験型イベント「海の護身術」、シンポジウム「世界溺水防止デーに考える神奈川の海の安全」が、2024年7月25日に行われました。この日は、「世界溺水防止デー」。溺水防止への認識を高めるために国際連合で決議・採択された国際デーです。残念ながら日本でも溺水事故の件数は、この30年で減っていません。そこで、日本ライフセービング協会、日本水難救済会、うみらい環境財団がコンソーシアムを形成し、海のそなえの新しい常識の浸透を目標に、さまざまな活動を展開している日本財団 海のそなえプロジェクトでは、全国の水難事故の報道内容を分析し速報する「報道実態調査」を公開するなど、意識を高めてもらう取り組みを行っています。 </p>
<p>その世界溺水防止デーに行われた「海の護身術」では、海上保安庁で要職を歴任し、海上保安大学校では水泳教官も務めたという水難訓練の専門家・江口圭三さんが講師となり、子どもたちに「水辺のそなえ」を教えました。そのひとつとして、海に入る前には、ライフジャケットの着方や重要性をしっかりとレクチャー。ちなみに、ライフジャケットが生まれたのは、今からちょうど170年前の1854年。イギリスの沿岸で海難救助活動を行う組織「RNLI（王立救命艇協会）」に赴任していた海軍士官の発案によるものと言われています。当時はコルクを縫い合わせたもので、救命艇を漕ぐ手を自由に動かせることが重要なポイントだったそうです。170年の歴史を持ち、多くの人の命を救ってきたライフジャケットですが、まだ普及は道半ばということで、江口さんが常務理事を務める日本水難救済会では、イカの形をした水に浮くポンチョを考案するなど、溺水事故ゼロへの取り組みを続けています。この日はピンクのイカポンチョで臨んだ江口さんでしたが、海の中のそなえ体験は、波の状態を見て中止の判断を下しました。こうしたことも重要なそなえだそうで「（波が高いなどの）こういった状態であれば、崩れた波の内側での水浴びで止めておくのが適切な対応だと思う」と理由を語っています。万全のコンディションの海であれば、水の底を蹴り上げて息継ぎをする“ボビングジャンプ”や顔に波がかかりにくい“イカ泳ぎ”などを教える予定だったとのこと。「色々な浮き方があるので、人それぞれに得意な浮き方をすればいい。自分で得意な浮き方は何なのかを練習して知っておくことが大事」と話しています。そして、今後は子どもたちに教える内容もさらにアップデートしていくそうで「今までの水難事故防止はハプニング後のことを言っていた。でもそれでは遅い。水に入る前の段階で何をそなえるべきかということを追求していきたい」と語っています。 </p>
<p>「浮き方だけではなく、事前のそなえも重要」。こういったことを議論するシンポジウム「世界溺水防止デーに考える神奈川の海の安全」も同日、鎌倉で開催されました。神奈川県の黒岩祐治知事は「今日の大きなテーマ『水で溺れる』ことに対して、なんとかしてみんなで救おうという動きが出ている」と話し、また、相模湾沿岸の13市町と海岸を基盤とした友好関係を持つオーストラリア・ゴールドコースト市からやってきた現役ライフガードによる活動紹介など、世界溺水防止デーにふさわしい内容で海のそなえを考えました。 </p>
<p>そなえの重要性を社会全体が共有し、一人ひとりの行動で実現していく。そういった溺水事故防止に向けた取り組みが今、さまざまな形で広がっています。</p>
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<p>神奈川県・鎌倉の由比ガ浜海岸で、体験型イベント「海の護身術」、シンポジウム「世界溺水防止デーに考える神奈川の海の安全」が、2024年7月25日に行われました。この日は、「世界溺水防止デー」。溺水防止への認識を高めるために国際連合で決議・採択された国際デーです。残念ながら日本でも溺水事故の件数は、この30年で減っていません。そこで、日本ライフセービング協会、日本水難救済会、うみらい環境財団がコンソーシアムを形成し、海のそなえの新しい常識の浸透を目標に、さまざまな活動を展開している日本財団 海のそなえプロジェクトでは、全国の水難事故の報道内容を分析し速報する「報道実態調査」を公開するなど、意識を高めてもらう取り組みを行っています。 </p>
<p>その世界溺水防止デーに行われた「海の護身術」では、海上保安庁で要職を歴任し、海上保安大学校では水泳教官も務めたという水難訓練の専門家・江口圭三さんが講師となり、子どもたちに「水辺のそなえ」を教えました。そのひとつとして、海に入る前には、ライフジャケットの着方や重要性をしっかりとレクチャー。ちなみに、ライフジャケットが生まれたのは、今からちょうど170年前の1854年。イギリスの沿岸で海難救助活動を行う組織「RNLI（王立救命艇協会）」に赴任していた海軍士官の発案によるものと言われています。当時はコルクを縫い合わせたもので、救命艇を漕ぐ手を自由に動かせることが重要なポイントだったそうです。170年の歴史を持ち、多くの人の命を救ってきたライフジャケットですが、まだ普及は道半ばということで、江口さんが常務理事を務める日本水難救済会では、イカの形をした水に浮くポンチョを考案するなど、溺水事故ゼロへの取り組みを続けています。この日はピンクのイカポンチョで臨んだ江口さんでしたが、海の中のそなえ体験は、波の状態を見て中止の判断を下しました。こうしたことも重要なそなえだそうで「（波が高いなどの）こういった状態であれば、崩れた波の内側での水浴びで止めておくのが適切な対応だと思う」と理由を語っています。万全のコンディションの海であれば、水の底を蹴り上げて息継ぎをする“ボビングジャンプ”や顔に波がかかりにくい“イカ泳ぎ”などを教える予定だったとのこと。「色々な浮き方があるので、人それぞれに得意な浮き方をすればいい。自分で得意な浮き方は何なのかを練習して知っておくことが大事」と話しています。そして、今後は子どもたちに教える内容もさらにアップデートしていくそうで「今までの水難事故防止はハプニング後のことを言っていた。でもそれでは遅い。水に入る前の段階で何をそなえるべきかということを追求していきたい」と語っています。 </p>
<p>「浮き方だけではなく、事前のそなえも重要」。こういったことを議論するシンポジウム「世界溺水防止デーに考える神奈川の海の安全」も同日、鎌倉で開催されました。神奈川県の黒岩祐治知事は「今日の大きなテーマ『水で溺れる』ことに対して、なんとかしてみんなで救おうという動きが出ている」と話し、また、相模湾沿岸の13市町と海岸を基盤とした友好関係を持つオーストラリア・ゴールドコースト市からやってきた現役ライフガードによる活動紹介など、世界溺水防止デーにふさわしい内容で海のそなえを考えました。 </p>
<p>そなえの重要性を社会全体が共有し、一人ひとりの行動で実現していく。そういった溺水事故防止に向けた取り組みが今、さまざまな形で広がっています。</p>
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