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<p>2020の夏は、新型コロナウイルスの影響で、開設されない海水浴場やライフセーバーが常駐しない海があります。そのため、水辺の事故が増える恐れがあります。そこで、水辺の事故を防ぐために必要なことを専門家に聞いていきます。第1回目は、公益財団法人 日本ライフセービング協会の副理事長／ライフセービング教育本部長・松本貴行さんです。 </p>
<p>今、松本さんが力を入れていることの1つが、子ども達向けにオンラインで実施している水辺の安全教室です。この教室は、日本ライフセービング協会が作成したICT教材「Swim&#038;Survive」を活用した講座で、松本さんが講師を務めています。2020年6月28日には2回目として「e-Lifesaving 水辺の安全オンライン教室」が開催されました。この教室を開催した理由の1つに、2020年の夏、危惧していることがあるからだそうで、「水泳の授業が行われていない学校もあることから、水にたわむれるとか水に感覚的に慣れるといった泳力的なものが確保されていない」と松本さんは言います。実際に、オンライン教室に参加した22人の子ども達全員が、水泳の授業がないと答えていました。「水泳の授業を通じて、水辺の安全に関する知識を学んでいくというのは、学習指導要領の中にも入っている。2020年の夏から小学校5・6年生は、『安全確保につながる運動』が実施されるはずだったが、新型コロナウイルスの影響で、なかなかできていない」と松本さんは話します。学習指導要領に導入された「安全確保につながる運動」とは、背浮きなどによって長く浮くことができるようにすることで、泳げることと同様に「浮いていること」も生命の安全確保には有効であること、泳力の有無にかかわらず水の特性を楽しむ機会を保証することなどを意図したもの（出典：文部科学省）。水泳の授業がないことで、水辺の安全の知識を学ぶ機会が減っているというのです。また、松本さんは「水泳の授業がなくなっている状況下、そして、長い自粛期間などで色んなストレスを抱えていた中で、その発散として海や川に行った時、色々なリスクが生じてくるのではないかと思う」とも話していて、コロナ禍である2020年の夏は、水辺の事故が多くなるかもしれないと危惧しているのです。そこで、水辺のリスクと事故を回避するための方法を教えるために、オンライン教室を開催しているのです。 </p>
<p>オンライン教室では、事故を回避するために様々なことを子ども達にレクチャーしています。その中の1つが、溺れた原因として多い「風」について。特に注意が必要なのが、陸から海へと吹く「陸風」だと言います。「陸風になると、浮き輪やビーチマットなどの浮き具で浮かんでいる人達が一斉に沖に流される」と松本さんは警鐘を鳴らしています。そんな陸風への対処法は、たとえ沖に流されても、浮いていることが大事なため、「浮き具を離さないことが重要」だそう。その反対に、もし浮き具だけが流された場合は、「浮き具を追ってはいけない」と言います。これは、浮き具が流されるスピードには追いつけない上に、浮き具を追いかけにいくということは、沖に向かって泳いでいくことになるためだそう。そんな海の風について松本さんは「海では風がどっちから吹いているかというのを、常に感じて欲しい」と子ども達に伝えていました。 </p>
<p>その他にも、「大きな波が来たときには、“潜る”のが最も波の力を受けない安全な回避方法」など、様々な状況下での知識を教えています。 </p>
<p>また、海について事前に調べることも、2020年の夏は重要だと言います。日本ライフセービング協会では、開設されている海水浴場、ライフセーバーがいる海水浴場の情報を近々HPにて公表する予定です。その他にも、「海水浴場の開設期間に関するアナウンスは、都道府県のHPなどであると思う」と松本さんは言います。 </p>
<p>例年とは違う水辺の安全について、松本さんは「海というのは楽しい場所であり、心身のリフレッシュなどに無くてはならないもの。ただ危ないということだけが先行せずに、日本は島国なので海の素晴らしさをしっかりと伝えていき、その中に安全を込められるような発信をしていきたいと思っている」と語っています。 </p>
<p>水辺の安全教室は、2020年7月以降も行われる予定です。</p>
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<p>2020の夏は、新型コロナウイルスの影響で、開設されない海水浴場やライフセーバーが常駐しない海があります。そのため、水辺の事故が増える恐れがあります。そこで、水辺の事故を防ぐために必要なことを専門家に聞いていきます。第1回目は、公益財団法人 日本ライフセービング協会の副理事長／ライフセービング教育本部長・松本貴行さんです。 </p>
<p>今、松本さんが力を入れていることの1つが、子ども達向けにオンラインで実施している水辺の安全教室です。この教室は、日本ライフセービング協会が作成したICT教材「Swim&#038;Survive」を活用した講座で、松本さんが講師を務めています。2020年6月28日には2回目として「e-Lifesaving 水辺の安全オンライン教室」が開催されました。この教室を開催した理由の1つに、2020年の夏、危惧していることがあるからだそうで、「水泳の授業が行われていない学校もあることから、水にたわむれるとか水に感覚的に慣れるといった泳力的なものが確保されていない」と松本さんは言います。実際に、オンライン教室に参加した22人の子ども達全員が、水泳の授業がないと答えていました。「水泳の授業を通じて、水辺の安全に関する知識を学んでいくというのは、学習指導要領の中にも入っている。2020年の夏から小学校5・6年生は、『安全確保につながる運動』が実施されるはずだったが、新型コロナウイルスの影響で、なかなかできていない」と松本さんは話します。学習指導要領に導入された「安全確保につながる運動」とは、背浮きなどによって長く浮くことができるようにすることで、泳げることと同様に「浮いていること」も生命の安全確保には有効であること、泳力の有無にかかわらず水の特性を楽しむ機会を保証することなどを意図したもの（出典：文部科学省）。水泳の授業がないことで、水辺の安全の知識を学ぶ機会が減っているというのです。また、松本さんは「水泳の授業がなくなっている状況下、そして、長い自粛期間などで色んなストレスを抱えていた中で、その発散として海や川に行った時、色々なリスクが生じてくるのではないかと思う」とも話していて、コロナ禍である2020年の夏は、水辺の事故が多くなるかもしれないと危惧しているのです。そこで、水辺のリスクと事故を回避するための方法を教えるために、オンライン教室を開催しているのです。 </p>
<p>オンライン教室では、事故を回避するために様々なことを子ども達にレクチャーしています。その中の1つが、溺れた原因として多い「風」について。特に注意が必要なのが、陸から海へと吹く「陸風」だと言います。「陸風になると、浮き輪やビーチマットなどの浮き具で浮かんでいる人達が一斉に沖に流される」と松本さんは警鐘を鳴らしています。そんな陸風への対処法は、たとえ沖に流されても、浮いていることが大事なため、「浮き具を離さないことが重要」だそう。その反対に、もし浮き具だけが流された場合は、「浮き具を追ってはいけない」と言います。これは、浮き具が流されるスピードには追いつけない上に、浮き具を追いかけにいくということは、沖に向かって泳いでいくことになるためだそう。そんな海の風について松本さんは「海では風がどっちから吹いているかというのを、常に感じて欲しい」と子ども達に伝えていました。 </p>
<p>その他にも、「大きな波が来たときには、“潜る”のが最も波の力を受けない安全な回避方法」など、様々な状況下での知識を教えています。 </p>
<p>また、海について事前に調べることも、2020年の夏は重要だと言います。日本ライフセービング協会では、開設されている海水浴場、ライフセーバーがいる海水浴場の情報を近々HPにて公表する予定です。その他にも、「海水浴場の開設期間に関するアナウンスは、都道府県のHPなどであると思う」と松本さんは言います。 </p>
<p>例年とは違う水辺の安全について、松本さんは「海というのは楽しい場所であり、心身のリフレッシュなどに無くてはならないもの。ただ危ないということだけが先行せずに、日本は島国なので海の素晴らしさをしっかりと伝えていき、その中に安全を込められるような発信をしていきたいと思っている」と語っています。 </p>
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