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<p>糸曽賢志監督による初劇場アニメ「サンタ・カンパニー ～クリスマスの秘密～（以下、サンタ・カンパニー）」と「コルボッコロ」が、2019年11月29日から同時上映されます。 </p>
<p>2つの作品は以前に手掛けたもので、今回、劇場アニメ用にリニューアル。作品同士がリンクするようなストーリーに変えているそうです。糸曽監督は「2つは全く違う作品なんですけど、同時上映した理由が分かる仕組みはつくってあります」と語っています。 </p>
<p>■2つの作品は「自然」がテーマの1つ<br />
そんな2つの作品は、「自然」がテーマの1つになっているそう。糸曽監督は「コルボッコロは、人間のせいで自然が無くなってしまったという街が舞台になっています」と語り、そして、「当たり前にある自然について、そして、それを犠牲にしている人間について考えてもらいたい」と言います。 </p>
<p>一方で、サンタ・カンパニーは、雪国の山に囲まれたところにある会社が舞台。糸曽監督は「自然の中で生きることや自然の中で育つことはどういうことか、といったことは大きいテーマではないですが水面下にあります」と言います。 </p>
<p>■地面に耳を当てていた師匠・宮崎駿監督<br />
そんな考えさせられるテーマを作品に盛り込んでいる糸曽監督は、演出やテーマ設定などについて、師事していた宮崎駿監督に叩きこまれたそうです。そして、宮崎駿監督が「毛虫のボロ」を企画していた時に、驚いたエピソードがあると言います。「ある時、ジブリに行ったら、宮崎さんが地面に耳を当てていて、『聞こえない！』と怒っているんです」と言います。何に怒っていたかというと、植物は地面に生やした根から栄養分や水分を吸い取っています。そうなると、虫などの小さいものが聞いている音や見えている光があるはずで、そのために植物をずっと観察していたものの何もわからず、虫の世界がつくれないと宮崎駿監督は嘆いていたそうです。糸曽監督は「僕が考えたこともないようなことを一生懸命やっていたので、見ている目線がそもそも違うなと思って驚いたんです。その反面、ヤバイ人だとも思いましたけど(笑)」と当時のことを思い出し、語っています。そんな教えを受けた糸曽監督は「世の中にある課題をどう作品で解決するか、自分なりにどう答えを出すか、ということをテーマに作品をつくっている」と言います。 </p>
<p>■環境問題にも取り組んでいる糸曽監督<br />
また、糸曽監督は、作品のテーマに自然を盛り込んでいるように、自然保護に関する取り組みも行っています。その1つが、日本財団と環境省が海洋ごみ対策を目的として実施した全国一斉清掃キャンペーン「海ごみゼロウィーク」でのごみ拾い。大阪成蹊大学の芸術学部長・教授でもある糸曽監督自身が呼びかけ、海ごみゼロウィークに大学や関連校で、学生たちとごみ拾いを実施したのです。「今、大学の中でも、SDGsというのが課題にもなっていて。また、5月30日のごみゼロの日は僕の誕生日なんです。それで縁があるなと勝手に思って、やりたい学生を集めて、街でのごみ拾いを実施しました。100人ぐらいの学生たちが参加してくれましたね」と、糸曽監督は言います。 </p>
<p>さらに、講師として教鞭をとっているバンタン高等学院とも連携して、産学協同プロジェクトを実施しました。その1つが、学生達がサンタクロースの恰好をしてごみ拾いをするというものです。「ゴミ拾いイベントは、もともとバンタンさんで企画されていて。その企画に加えて、サンタ・カンパニーが公開されるので応援したいと、サンタ帽を被ってごみ拾いをしてくれたんです」と、糸曽監督はその経緯を語っています。そんな学生によるごみ拾いについて「学生が自発的にごみ拾いをするというのは、キレイにするだけではなく、ごみをポイ捨てするなよ、ということを遠回しに言っている行為だと僕は思うんですよ。だから、とてもいいことだなと思っています」と言います。そして、実際にごみ拾いをした学生はというと「こういう夢中になれることはスゴイ好きなんで楽しかったです。キレイになって爽快感もありました」、「やっていて気持ちいいから、ごみ拾いの機会があれば今後も行こうかなと思います」と、充実したごみ拾いになったようです。 </p>
<p>■学生のためにも取り組みを次の段階へ<br />
そして、糸曽監督は、今後、環境問題への取り組みを広げていきたいと言います。「芸術系の高校生の中には、『描いた絵が世の中のために何になるのか』というのが分からずに困っている子が結構いるんです。それならば、例えば、高校生にごみ袋のデザインをしてもらい、それを街の人に届ける。すると、『自分の描いた絵が役に立った』と思ってくれるかなと考えているので、そういった活動もしたいです」と語っています。 </p>
<p>■海をテーマにした作品も企画中<br />
さらに、取り組みを通じて得た経験を作品にも反映させたいと言います。「海をテーマにした作品をつくりたいなと思って企画しています。海をキレイにしろと言われると、面倒くさいと思う子がいるかもしれないけれど、アニメを観て、楽しいと思いながらも海がこのままだとヤバイと思ってくれたり、調べるキッカケになってくれたりすると、それはアニメでやる意味があるかなと思うので。これからも世の中にある問題というのを、僕の技術で解決することに挑戦していきたいです」と語っています。 </p>
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<p>糸曽賢志監督による初劇場アニメ「サンタ・カンパニー ～クリスマスの秘密～（以下、サンタ・カンパニー）」と「コルボッコロ」が、2019年11月29日から同時上映されます。 </p>
<p>2つの作品は以前に手掛けたもので、今回、劇場アニメ用にリニューアル。作品同士がリンクするようなストーリーに変えているそうです。糸曽監督は「2つは全く違う作品なんですけど、同時上映した理由が分かる仕組みはつくってあります」と語っています。 </p>
<p>■2つの作品は「自然」がテーマの1つ<br />
そんな2つの作品は、「自然」がテーマの1つになっているそう。糸曽監督は「コルボッコロは、人間のせいで自然が無くなってしまったという街が舞台になっています」と語り、そして、「当たり前にある自然について、そして、それを犠牲にしている人間について考えてもらいたい」と言います。 </p>
<p>一方で、サンタ・カンパニーは、雪国の山に囲まれたところにある会社が舞台。糸曽監督は「自然の中で生きることや自然の中で育つことはどういうことか、といったことは大きいテーマではないですが水面下にあります」と言います。 </p>
<p>■地面に耳を当てていた師匠・宮崎駿監督<br />
そんな考えさせられるテーマを作品に盛り込んでいる糸曽監督は、演出やテーマ設定などについて、師事していた宮崎駿監督に叩きこまれたそうです。そして、宮崎駿監督が「毛虫のボロ」を企画していた時に、驚いたエピソードがあると言います。「ある時、ジブリに行ったら、宮崎さんが地面に耳を当てていて、『聞こえない！』と怒っているんです」と言います。何に怒っていたかというと、植物は地面に生やした根から栄養分や水分を吸い取っています。そうなると、虫などの小さいものが聞いている音や見えている光があるはずで、そのために植物をずっと観察していたものの何もわからず、虫の世界がつくれないと宮崎駿監督は嘆いていたそうです。糸曽監督は「僕が考えたこともないようなことを一生懸命やっていたので、見ている目線がそもそも違うなと思って驚いたんです。その反面、ヤバイ人だとも思いましたけど(笑)」と当時のことを思い出し、語っています。そんな教えを受けた糸曽監督は「世の中にある課題をどう作品で解決するか、自分なりにどう答えを出すか、ということをテーマに作品をつくっている」と言います。 </p>
<p>■環境問題にも取り組んでいる糸曽監督<br />
また、糸曽監督は、作品のテーマに自然を盛り込んでいるように、自然保護に関する取り組みも行っています。その1つが、日本財団と環境省が海洋ごみ対策を目的として実施した全国一斉清掃キャンペーン「海ごみゼロウィーク」でのごみ拾い。大阪成蹊大学の芸術学部長・教授でもある糸曽監督自身が呼びかけ、海ごみゼロウィークに大学や関連校で、学生たちとごみ拾いを実施したのです。「今、大学の中でも、SDGsというのが課題にもなっていて。また、5月30日のごみゼロの日は僕の誕生日なんです。それで縁があるなと勝手に思って、やりたい学生を集めて、街でのごみ拾いを実施しました。100人ぐらいの学生たちが参加してくれましたね」と、糸曽監督は言います。 </p>
<p>さらに、講師として教鞭をとっているバンタン高等学院とも連携して、産学協同プロジェクトを実施しました。その1つが、学生達がサンタクロースの恰好をしてごみ拾いをするというものです。「ゴミ拾いイベントは、もともとバンタンさんで企画されていて。その企画に加えて、サンタ・カンパニーが公開されるので応援したいと、サンタ帽を被ってごみ拾いをしてくれたんです」と、糸曽監督はその経緯を語っています。そんな学生によるごみ拾いについて「学生が自発的にごみ拾いをするというのは、キレイにするだけではなく、ごみをポイ捨てするなよ、ということを遠回しに言っている行為だと僕は思うんですよ。だから、とてもいいことだなと思っています」と言います。そして、実際にごみ拾いをした学生はというと「こういう夢中になれることはスゴイ好きなんで楽しかったです。キレイになって爽快感もありました」、「やっていて気持ちいいから、ごみ拾いの機会があれば今後も行こうかなと思います」と、充実したごみ拾いになったようです。 </p>
<p>■学生のためにも取り組みを次の段階へ<br />
そして、糸曽監督は、今後、環境問題への取り組みを広げていきたいと言います。「芸術系の高校生の中には、『描いた絵が世の中のために何になるのか』というのが分からずに困っている子が結構いるんです。それならば、例えば、高校生にごみ袋のデザインをしてもらい、それを街の人に届ける。すると、『自分の描いた絵が役に立った』と思ってくれるかなと考えているので、そういった活動もしたいです」と語っています。 </p>
<p>■海をテーマにした作品も企画中<br />
さらに、取り組みを通じて得た経験を作品にも反映させたいと言います。「海をテーマにした作品をつくりたいなと思って企画しています。海をキレイにしろと言われると、面倒くさいと思う子がいるかもしれないけれど、アニメを観て、楽しいと思いながらも海がこのままだとヤバイと思ってくれたり、調べるキッカケになってくれたりすると、それはアニメでやる意味があるかなと思うので。これからも世の中にある問題というのを、僕の技術で解決することに挑戦していきたいです」と語っています。 </p>
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